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Success Story

「BIM/CIM は絶対に外注してはならない」!植木組が楽しむ“建設 DX への道”

「BIM/CIM は絶対に外注してはならない」!植木組が楽しむ“建設 DX への道”

Customer challenge

新潟県柏崎市に本社を置く植木組は 2016 年に土木技術部の 3 人で、BIM/CIM 活用を始めた。 そのBIM/CIM活用方針として、「当初から BIM/CIM は絶対に外注してはならない、と言ってきました。モデル作成に必要なことや、モデルの詳細度を表す LOD などを理解しなければ生産性向上は難しいからです。そのため、内製化に徹底的にこだわっています」と同社代表取締役社長の植木義明氏は語る。

Project goals

「BIM/CIM や ICT 関係のハード・ソフト、クラウドなどを活用する際には、常に何のために使うのかという目的を意識しています」と植木氏は言う。 つまり、やみくもにシステムを導入するのではなく、その見返りとして技術者にとってワーク・ライフ・バランスが取れ「仕事が楽しく」「時間にゆとりができ」生活の多様化に対応できるといった効果を追求している。

Solution

同社は2015 年に、オートデスクの BIM(ビルディング・インフォメーション・モデリング)/CIM(コンストラクション・インフォメーション・モデリング)用ソリューションをまとめたInfrastructure Design Suite を導入し、翌 2016 年から土木技術部の 3 人で本格的なBIM/CIM 活用に乗り出した。 以来、同社はAutodesk Architecture,Engineering&Construction Collectionへの切替や増設を行いながら Autodesk Civil 3D や Autodesk Revit、Autodesk InfraWorks、Autodesk Navisworks などのソフトを積極的に実務に活用してきた。 また、2018年にはBIM/CIMモデルのVR(Virtual Reality)や3Dプリントへの活用にも取り組んだ。

Business outcome

その成果は、早くも 3 年後に実った。2019 年12 月に完成した「新野積橋橋脚その 2 工事」が発注者の国土交通省 北陸地方整備局に評価され、局長表彰を受けたのだ。 植木組は 2021 年 7 月現在までに、発注者指定型の CIM 活用工事で 3 件、受注者希望型または自主活用の工事 8 件で CIM を活用した。さらにオンライン会議のように立会検査を行う遠隔臨場を 4 件行っているほか、社内でも東京本店や東北支店などと遠隔臨場を活用した会議を行い、「移動のムダ削減」に効果を上げている。 今までの工事実績が評価され、設計段階から建設会社のノウハウを提供する「簡易型 ECI 方式」によって河川改修や鋼矢板護岸工事も 2021 年 7 月に追加で受注することができた。今後、連携会議にて、発注者、設計コンサルタントと 3 者で協議しながら、詳細設計をまとめ、施工に移る予定であり、コンカレントエンジニアリングとフロントローディングを実践し、手戻り削減によりさらなる生産性の向上を図る。 また新潟県魚沼市で施工中の四日町排水ポンプ場の工事では、植木組が自主的に CIM を活用し、地下のポンプ施設を 3D 化した。 この工事では自主的に作成した CIM モデルから、37 秒の“水路内ウォークスルー”アニメーションを作成。1 分足らずで施設の全貌を理解できるようにした。 CIM モデルを使って、これから造る構造物を現場で見る未来指向型の施工管理を試行したのが、2020 年度に完成した「H30 鬼怒川右岸鴻巣排水樋管改築工事(国土交通省 関東地方整備局発注)」の樋管工事だ。 Autodesk Revit や Autodesk Civil 3D で作成した鉄筋や樋管構造物などの CIM モデルを、MR(複合現実)デバイス「Microsoft HoloLens」用に変換し、実際の現場に合わせて見られるようにしたのだ。 その結果、掘削が進む現場で今後、施工される構造物や鉄筋などの位置や高さなどの“未来の風景”をその場で見るというこれまでにない施工管理を体感できた。 この工事は、発注者の関東地方整備局からこのような取り組みも評価され、令和 2 年度局長表彰を受けた。

Conclusion

2016 年に 3 人で始めた植木組の BIM/CIM 活用は、この 5 年間で急速に進化した。今では CIMのユーザーが集まる CUG(シビルユーザーグループ)新潟分会の主要メンバーとして、北陸地方のBIM/CIM 普及をけん引している。 また、新潟大学や長岡工業高等専門学校などにワークステーションを持って BIM/CIM の出張授業を行ったり、数十人の発注者を招いての現場見学会を開いたりすることもある。 BIM/CIM を学ぶ立場から、教える立場へと変わったのだ。「ICT や BIM/CIM を使って、発注者などの工事関係者と共にプロジェクトを進めていくのは、土木技術者としてとても楽しいことです」と、執行役員 技術開発部長 兼 新潟本店 土木技術部長の星野和利氏は語る。 「インターネット時代の技術革新は早いので、後追いではいけません。そしてこれから建設業の人手不足はますます大変になる一方なので、これまで5人でやっていた仕事を 4 人で、3 人の仕事を2 人でと、ますます省人化も求められてきます。同時に技術屋としては、BIM/CIM やドローン、などの新技術を楽しむことも大切だと思います」(植木氏)。 植木組では今後、BIM/CIM の内製化技術を軸に、ロボットや AI(人工知能)なども活用しながら、建設 DX への道を楽しく歩んでいきそうだ。

Project summary

    Duration & delivery

  • 340
  • 2020-02-29

    Autodesk solutions

  • Architecture
  • Engineering & Construction Collection

    Services provided

  • Product Activation & Onboarding
  • Product Training
  • Software Asset Management & Usage

    Customer industry

  • Civil Engineering
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Autodesk Inventorによる大規模3次元装置設計の実現

FA装置メーカー、株式会社メデックの拠点は、日本海側随一の工業都市である新潟県長岡市にある。近隣には工作機械メーカーや半導体製造装置メーカー、大手菓子メーカーやスポーツ用品メーカーなど、多種多様な工場が稼働している。そのなかでメデックは多様な顧客の多様な製品の多様なニーズに、高い設計力とスピーディーな開発体制で応えてきた。 たとえば、食品機械や包装機械はワークが柔らかくデリケートなため調整範囲の広い丁寧な設計が必要だ。逆に、小型コネクタの組立機であれば高速・高精度・高信頼性を求められる。他にも数え切れない程の多種多様な顧客ニーズがあるが、メデックの強みはこうした多様なニーズに案件ごとに新規のFA装置を短期間で開発・設計できる体制にある。 一方、この強みをより高品質に伸ばしていくためにはどうするか?装置設計における3次元化のメリットは明らかだ。干渉解析とチーム設計が設計を効率化し不具合を大幅に削減できる。しかし、日本中の多くの装置メーカーが今も2次元設計に甘んじているのには訳がある。装置設計分野における3次元設計はメリットも大きい反面、他分野に比べて明確に移行の難易度が高いのである。事実、メデックでも過去に装置設計向けの他社製3次元CADの導入を試みたことがあるものの定着しなかった経緯がある。今回こそは現在の強みを損なうことなく確実に3次元設計へ移行したい。メデックの新たな3次元設計へのチャレンジは始まった。


View

BIM/CIMを武器に生産性向上と働き方改革の両立を目指す「キタックBIM/CIM」

新潟市中央区に本拠を置く建設コンサルタント、株式会社キタックでは、2017年1月に中山正子氏が代表取締役社長に就任。同年10月には、給料や休暇取得率を上げながら、技術力や業績もアップさせることで、社員や家族が満足できる働きがいのある会社を作ろうという理念のもとBIM/CIMを中軸に据えた「中期経営目標」が策定された。


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